先日、会社に若い訪問者がありました。
「中高生鮎友釣り選手権」を運営する実行委員の面々でした。
毎年この時期になると会社を訪れ、お話を聞かせてくれます。
鮎の友釣りは、昔から伝わる伝統漁法で、縄張り意識の強い鮎の習性を利用した漁法です。
縄張りの中におとり鮎を誘導して、鮎が体当たりしておとりを追っ払おうとする時、
おとりの鮎につけた針に引っかかり、二匹並んで釣られるので、友釣りと言います。
今年、生憎私はその場に居合わせませんでしたが、皆さんが帰られた後、
「郡上アユの会」のパンフレットを見て、感動しました。
改めて、ホームページも開いて見たりして、彼らの情報を得ました。
そもそもこの会の発端は、2014年総合学習授業で、ある中学生が
アユ釣りをする人を増やしたいと「中高生鮎友釣り選手権」を提案したのが始まりで、
翌年には早くも第1回選手権が、彼らの手作りで開催されたとあります。
その翌年は「郡上鮎の会」が発足し、組織ぐるみの活動となり、
以降毎年開催されるようになったわけです。
凄いですね!一人の中学生の発案が凄いうねりとなって地域を巻き込み、町を動かしていく。
当面の夢は「鮎友釣り甲子園」で、全国を巻き込み、やがて国際的な拡がりをも
見せていくかもしれません。
一人の中学生の提案を、真摯に受け止めて町ぐるみで応援していくところに感動があります。
本当に素晴らしい!
当社もそんな彼らに、微力ながらスポンサーとして応援できることは本当に嬉しいです。
Boys, be ambitious.
思いを形に変える過程を体験した中学生たち、その思いを受け止めた周りの大人たちの
理解と協力なしにはなかなか形にできなかっただろうと、
思うにつけても、そうした環境を形作られた傍らにいただろう大人の方たちにも本当に感動です。
今後も益々の彼らのご活躍、期待して見守りたいです。
M子 2023.5.30