カーゲートは“制御”で動く
カーゲートを動かすためには、動作の指令(開きなさい、閉まりなさい)の動作指令を出すシステムが、目的の指令を出すことによって動きます。これをカーゲートの“制御”といいます。
カーゲートだけでは動作することが出来ず、ただの「動かない機械」になってしまいます。
そこに制御を加える事でゲートバーが開閉し、車両の入退管理が行えます。
ループコイルの役割
カーゲートの制御に必要な機器類には、リモコン受信機・カーゲート制御部・ICカードリーダ・タッチレス制御盤などがあり、これらを組合わせて制御システムを構築します。
これらの中でも制御をするために必要不可欠なものが“ループコイル”です。
ループコイルは、車両を検出するためのセンサです。
そのセンサを利用して、駐車場などで車両がどこにいるのかを検出しながら駐車券を発行したり、カーゲートを開けたり、閉めたり、車両の台数をカウントするなどのシステム構築を行います。
ループコイルの形状は、特殊な電線をループ状に丸めた形をしています。
このループコイルとループ感知器を組み合わせると、車両の金属部分を検出するセンサとなります。
ループコイルは、車両の通過する道路に埋設します。埋設位置は、道路面から大体5cm~10cmくらい下に埋まっています。
ループコイルを埋設するには、カッター施工(道路面をアスファルトカッターでカットし埋設する方法。)や、新設埋設(アスファルトを打設する前に路盤に埋設する方法)などがあります。
カーゲートの“制御”に不可欠なループコイル
カーゲートを利用してゲートを無人で開閉制御するためには、車両の位置を確実に把握してカーゲートを動かす必要があります。
そのためには必ずループコイルセンサが必要です。
ループコイルセンサを下記の様な位置に設置し、車両がゲートの前にいるのか、通過中か、通過完了か、車両の位置を確実に検出します。
その位置情報をもとに、車両がゲートを通過しゲートバー下に車両がいないという条件で、カーゲートを閉める制御を行います。
またループコイルは、車両の金属部分に反応する特性から人や落ち葉、ゴミなどの物体に誤検知しないというメリットがあります。
このようにカーゲートを制御するためには必ずループコイルセンサが必要となってきます。
ループコイルセンサがどういうものなのかはこちらのページに記載してあります。
そのほかカーゲート、ループコイル、駐車場機器についてご不明な点、ご質問などあればお気軽に担当までお問い合わせください。
(文責:営業部 玉腰)