関係車両のスムーズ入退出化[タッチレスゲートシステム]
東京都:豊洲市場様/2018年導入
導入に至る背景
誰もがご存じの、東京の『豊洲市場』。
日本最大級の市場では、連日膨大な市場関係者の車が出入りします。
その他、商品買い付けの消費者や市場見学の観光客、それらの人達の飲食店の利用など、市場関係者以外の様々な目的の車も数多く出入りします。
そこで問題となるのが「駐車スペース」です。
豊洲市場のオープンに先立ち、市場関係者の駐車スペースを確保し、市場関係者の駐車エリアに一般来場者が入れないようにするため、ゲートの設置が検討されました。
当社の提案
当社では、関係車両や特定車両と部外車両を分けるための認証システム「タッチレスゲートシステム」を提案いたしました。
このシステムは当社の開発製品で、スマートETCのように車中でストレスなくゲートを通過できるため、時間的ロスも少なく、通行量が多くて時間との闘いの市場関係者の皆さまにとって、最も有効であると考えました。
写真左側の機器中央が、タッチレスリーダ(受信機)です。
上から「受信用アンテナ」「信号灯」「送信用アンテナ」で構成されています。 送信用アンテナが発するUHF帯電波をタッチレスカード搭載車両のタグが読み取り、受信用アンテナがそれを受け、信号灯が○×を表示し、ゲートを開閉するシステムです。
タッチレスゲートシステムの特長
① ハンズフリーでらくらくゲート通過
非接触方式のため、窓を開けずに運転動作のままゲートを通過でき、時間短縮でゲート付近の混雑を解消します。
② 無線タグカードの読取平均距離は4m
市場を出入りする車種、車体高、車体長さまざまな車両のタグを最大約4mまで読み取ることが可能です。
③ 不正侵入防止に最適
無線タグカード搭載車両しかゲートを通過できません。
④ 電池不要のタグ
搭載するRFIDタグは電池不要ですので交換の手間がありません。
豊洲市場での活躍
当初は青果エリアからのお問合せでしたが、お打ち合わせを進めるなかで、生鮮エリアでもシステム導入を検討していただきました。
豊洲市場では、青果エリアの5街区でこのタッチレスゲートシステムの導入となり、6街区/7街区ではタッチレスLightシステムの導入となりました。
導入後は毎日、トラブルなくご利用いただいております。