当社のホームページの検索で、群を抜いて多いキーワードが「ループコイル」です。
なぜループコイルがそんなに人気なのか、弊社にとっても「謎?」となっております。
今回は、そんな皆さまへのお答えとなるかは定かではありませんが、弊社の車両用ゲートシステムにおいて、ループコイルが果たす役割や便利な運用方法について3回に渡って詳しく解説いたします。
まずははじめに、弊社システムにおいてループコイルと最も関わりのあるカーゲートの基本動作についてご説明します。
ゲート動作とゲートが動くしくみ
ゲートバーを 「開く」 ⇒ 「通過する」 ⇒ 「通過後閉める」 といった流れが、ゲートシステムの基本とする動作です。
<ゲートバー「開」動作>
ゲートを「開く」動作は、カーゲートに対して外部からの働きが起きることで開始されます。
それは「車が近づく」ことや「リモコン等を操作し開指令を出す」ことによってカーゲートに対してゲートを開くよう指示を与えて生じる動作です。
<ゲートバー「閉」動作>
車両がゲートを「通過後閉める」という動作は、人の目で確認し、リモコン操作で閉めたり、自動的にセンサーで自動判定して閉動作を行います。
<カーゲートの「車両通過中」の認識>
車両が「通過」しているということは、ゲートバーが開いている状態で、かつゲート付近に車両がいることを意味します。
カーゲート本体は、ゲートバーが開いている状態を把握しているため、情報としてカーゲートが自身が開いた状態であることを知っていますが、ゲート付近に車両がいるかどうかはわかりません。
そこでカーゲート本体以外にセンサーを設置して、車両を検知する必要があります。
車両検知をするには様々なセンサーがありますが、弊社では一般的に金属を検知できるループコイルを採用しています。
別記事でもご紹介しておりますが、赤外線センサーなどに比べて、車両のみを検知するという点で優れており、弊社のゲートシステムではループコイルを採用するケースがほとんどとなっています。
さて、ここまででカーゲートがどうやって動くのか、お解りいただけましたでしょうか?
次回は、ループコイルがセンサーとしてどのように車両を検知するのかを具体的に解説いたします。
また、ご質問などありましたら、お気軽にお問合せください。(文責:営業部 武藤)