ゲートシステムの基本設置レイアウト要素 その1

技術情報

主なレイアウトのご紹介

 

ゲートシステムの設置レイアウトは、基本とするレイアウトがいくつかあり、今回はその基本となる設置レイアウトをご紹介させていただきます。

ご紹介するレイアウトは、すべてループコイルによる自動閉を行う場合のレイアウトとなりますが、ループコイルを使用しない場合でも機器の位置関係はあまり変わりませんので参考になるかと思います。

レイアウトを構成する2つの要素

 

ゲートシステムのレイアウトを決定するためにまず確認しておかなければならない点が2点あります。

この2点以外にも機器構成や現場状況によって異なるレイアウトになる場合がありますが、今回はあくまで基本レイアウトとして考えたいと思いますので、基本となる2点の確認事項から見ていきたいと思います。

(1)車路数及び車路配置

ゲートシステムのレイアウトをご検討される場合、以下4つのレイアウトからまずはご検討していただければと思います。

①一車路一方向

一車路一方向となるレイアウトは、一方通行とした車路に検討されるレイアウトとなります。
誤って敷地内に関係者外の車両が入ってくることを防ぐため、出口専用としたい場合などにこのレイアウトを採用します。

このレイアウトはピンク色の矢印方向にのみ進入可能となっており、逆走することができません。
そのため上記イメージを入り口とすれば別に出口を設けておく必要があります。

②一車路二方向

一車路二方向(同一車路双方向)は、1台のゲート設置で入場と退場を兼ねたい場合に採用されるレイアウトとなります。

このレイアウトは、入場ゲートと出場ゲートを分けられるだけの設置スペースが確保できない、または低コストで抑えたい場合に採用されます。

入場と出場を兼ねるレイアウトとなるため、入場車両と出場車両が相対するケースが出てきますのでどちらかの車両が後退し道を譲る必要が出てきます。
そのため通行車両数が多い場所には向いていません。

③二車路一方向

二車路一方向は、中央に機器を設置し、その両側を入場車両と出場車両を分けて通行させたい場合に採用されるレイアウトとなります。

このレイアウトは、一つの場所で入場と出場をさせ、かつ②一車路二方向でデメリットであった通行車両が多い場合に不向き、という点も解消するレイアウトです。

入場と出場を分けることでゲートの数が2台になりますので、②一車路二方向に比べコストは上がります。

④別車路一方向

別車路一方向は①一車路一方向を入場と出場で使用する場合に採用されるレイアウトです。

このレイアウトは、二つの異なる離れた場所に入場口と出場口を設置する場合に採用されます。当然入場側は入場車両のみ、出場側は出場車両のみの通行となり逆走はできません。

また、二つの制御機器がICカードリーダとし、両リーダで通信が必要となる場合(履歴管理をする場合など)、離れた二つのリーダ間を配線する必要がありコストが掛かりますので注意が必要です。

 

以上4つのレイアウトが基本的なレイアウトになるかと思います。
ゲートを設置される場合は、どのように設置したいかに応じて、まずはこの4つのレイアウトからご検討していただければと思います。

次回は、ゲートシステムの設置レイアウトが決まった後のお話しです。
ここまででご質問があればお気軽にお問合せください。

(文責: 営業部 武藤)

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