ゲートシステムの基本設置レイアウト要素・その2

技術情報

今回は、前回の「ゲートシステムの基本設置レイアウト要素」の中の(1)車路数及び車路配置の続きです。
前回の記事をご覧いただいていない方は、こちらからご覧ください。

(2)カーゲート入出場時の認証有無

まずは、(1)でレイアウトを決めた後に入場時と出場時の認証有無を決める必要があります。
どういうことかといいますと、入場時にリモコン操作でゲートを開けて入場し、出場時は同じくリモコン操作でゲートを開けるか、または車両が近づくと自動でゲートが開くか、といったように入出場において認証有無を考える必要があります。

一般的には、入場時は認証有り(チェック)、出場時はフリーといったケースが多いように思います。
ICカードリーダなどで履歴を取る場合には出場履歴も必要になりますので出場時もチェックとなります。

下記にご紹介する例は、最も一般的な入場側をチェックとする場合のパターンです。
※他に入場フリー、出場チェックという風なパターンや入場フリー、出場フリーといったパターンもあります。

 

入:チェック 出:フリー

入場時チェック、出場時チェックとするレイアウトとなります。
上イメージの「X」と表示されているものが認証器となります。

認証器「X」の位置はシステムによって場所が異なりますが、おおよそ上イメージで置かれている場所に設置されます。
タッチレスシステムなどのRFIDを使用した機器ではアンテナでカードを読み取りますので「X」と書かれた位置とは認証器(アンテナ)位置は異なってきます。
※認証器「X」の位置は人が車窓から手を出して操作するような機器の場合に設置される位置となっています。

 

入:チェック 出:フリー

入場時チェック、出場時フリーとするレイアウトとなります。
認証器「X」は入場側のみに設置され出場側はフリー通行となります。

青色の点線は地中へ埋設するループコイルを示しています。
出場側はループコイルが車両を検知すると自動でゲートバーが開放されます。

そのため出場側は認証を必要とせず通過することができます。

まとめ

以上、ゲートシステムの設置レイアウトを決める際にまずは検討していただく2点をご紹介させていただきました。

これ以外にも設置方法(レイアウト)は考えられますが、基本的なレイアウトとなっておりますのでまずはこの基本的なレイアウトでご検討していただければと思います。

その他のレイアウトにできないかといったことやご不明点があればご相談ください。

(文責:営業部 武藤)

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