トラックの荷台下げ忘れ防止対策
非常に危険な「荷台の下げ忘れ」
工事現場を出入りするダンプトラックは場内で荷台を上げて荷下ろしをします。
その後、荷台を下げたことを確認してから出場を行いますが、運転手の不注意などで下げ忘れたまま出場してしまうことがあります。
ダンプトラックの荷台だけではなく、ユニック車のブームの格納忘れなども同様です。
荷台やブームを上げたまま公道を走行してしまうと、様々な危険を伴います。
運転手・トラックの被害だけではなく、地域社会へ多大な迷惑をかけてしまう恐れがあります。
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①架空線の切断
公道の上空にかかっている架空線を荷台で切断する恐れがあります。
送電線や電話線、通信線など地域のインフラに多大な影響を与え、損害に対する賠償を請求される可能性があります。 -
②歩道橋の破壊
歩道橋に荷台が激突し、破壊してしまう恐れがあります。
物的損害だけではなく、歩行者が通行中であれば人身事故となってしまいます。 -
③横転事故
荷台が上がったままになることで重心が高くなり、横転しやすくなります。
道路標識や街路樹などに荷台が接触することでトラックが横転する事故につながります。
当社の提案する荷台下げ忘れ対策
工事現場出口にゲートを設け、ゲート前で一旦停止させてセンサーで荷台の下げ忘れをチェックします。
センサーが検知した場合は回転灯を鳴動させ、ドライバーに危険を伝えます。
運用の手順
一旦停止
出場を行う車両はゲート前で一旦停止を行います。
その際、上空のセンサーにて荷台の下げ忘れをチェックします。
①チェックOKの場合
上空のセンサーに反応がない場合、チェックOKとなり、
ゲートが開きます。
車両はそのまま通過し、ループコイルで通過を検知したゲートが閉じます。
②チェックNGの場合
上空のセンサーが反応した場合、チェックNGとなりゲートは開きません。
また、備え付けの回転灯が鳴動し、ドライバーに荷台の下げ忘れを警告します。
③再チェック
警告を受けたドライバーは荷台を下げ、ゲート近辺に設けた
再チェックボタンを押します。
再び上空のセンサーにてチェックが行われ、チェックOKならば
①、NGならば②の動作となります。
ドライバーが車外へ降りてボタンを操作する必要があるため、
荷台を確実に目視で確認させることができます。
使用機器
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カーゲート
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大型車両検知センサー